相続
2019/01/08

相続の相談はどのような人にすべきか

(写真=Impact Photography/Shutterstock.com)
(写真=Impact Photography/Shutterstock.com)
「相続の相談をしたい……」と考えた時に思い浮かぶ相談先はありますか。普段から付き合いのある税理士さん、親の相続の時にお世話になった司法書士さん、取引のある銀行の担当者さんなどが思い浮かんだ場合には、その方にアドバイスを求めればいいでしょう。しかし、そうした適任者が思い浮かばない場合には、ご自身で解決策を考えるか、その解決策を考えるための相談先を探す必要があります。今回は相続の相談をする場合に、どのような点に着目して相談先を探せば良いかについてお話を進めていきます。

相続の全体像を見ることができるか

「相続の相談」と一言で言っても、その内容は多岐にわたり、悩みや問題も各家庭によって異なり一つとして同じものはありません。相続を考える上では「遺産分割」「相続税の支払い」「次世代への財産承継」など、様々な対策が必要になりますが、それぞれを別々に考えてしまうと結果的に相続対策がうまくいかなかった、ということにもなりかねません。

また、「誰の相続」(親、配偶者、兄弟など)の相談なのか、その相続が「発生前または発生後」の相談なのか、によっても今後考えるべき対策が変わってきます。相続発生前にできる対策は何なのか、また相続が発生してしまった後にでき得る対策には何があるのか、ということを総合的に考えて対策を実行していく必要があります。

このような相続の全体像を見たうえで、対策のアドバイスや実行のプランを提案してもらえる相談先を探すことが必要になります。

こちらの意向をふまえて優先順位を考えられるか

上記のように相続を考える上では様々な悩みがあり、それを解決するために対策を考えていくのですが、その悩みや意向をふまえて「本当に必要な対策は何か」という優先順位をアドバイス・提案してもらえるか、という点も重要な要素になります。

例えば様々な施策を行っても、その財産を円滑・円満に分割する対策を併せて行わなければ、相続発生後に相続人間で財産を巡って揉めることになってしまうことになります。そうなると、相続対策がうまくいったとは言えません。

まずは相続人間で財産を巡って揉めないような対策を考えるべきでしょう。その上で他の課題に対する施策を考えたほうが良い場合があります。相談する人の意向を尊重しつつ、最善策を提案してもらえる相談先を見つけることも重要なポイントとなります。

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複数の専門家で対応する体制があるか

相続対策には、金銭的な対策はもちろん、誰がどの財産を相続するかといった遺産分割の対策が必要となります。遺産分割は民法の分野となり、時には法律の専門家からアドバイスを受ける必要もあります。万が一、遺産分割を巡って相続人間で争いが起きた場合には裁判所で争うことにもなりかねません。

また相続財産の大半を占める不動産、特に土地については、適切な評価をすることにより相続税評価額がかわってくる場合があります。したがって土地の相続税評価を適正に行える専門家に相談・調査を依頼する必要があります。

他にも様々な相続対策が考えられますが、すべての専門家を別々に探すのは労力がかかりますので、一つの相談先で複数の専門家・相談内容に対応してもらえるかどうかが、相談先を選ぶ重要な要素の一つとなります。それぞれの対策に合わせた相談を一人の専門家や相談窓口を通じて行うのですが、実際にはその後ろにいる様々な専門家を利用するというイメージです。税金・不動産・保険などといった個別の分野ではなく、様々な問題が起きた場合にも柔軟に対応してもらえるというメリットがあります。

様々な意見やアドバイスを聞いて判断する

相続の相談は一生のうちに何度もすることではありません。だからこそ、いくつかの専門家・窓口などで話を聞いた上で、ご自身に合った相談先を見つけることが大切です。相続の相談にも「セカンドオピニオン」が必要で、複数の意見・アドバイスを聞いた上で、ご自身に合った相続対策を見つける必要があるでしょう。

執筆:株式会社ZUU

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