資産運用
2018/02/13

要注意!自分の資産、しっかり把握できていますか?

(写真=Papamoon/Shutterstock.com)
(写真=Papamoon/Shutterstock.com)
金融資産が1億円以上の富裕層は、全体の約2.3%と言われます。これよりもさらに金融資産が多い5億円以上の層は、超富裕層と呼ばれ、全体のわずか0.4%程度と言われます。資産額が多い場合に問題となるのは、資産の管理方法です。

ここで言う「管理」とは、それぞれの金融資産がいくらあるのか、それぞれの金融資産がどのような損益状態になっているのか、資産の投資対象と配分は適切なのか、といったことです。今回は、資産管理の基本を考えていきます。

なぜ資産管理が必要か?


資産を十分に持っている人に、金融リテラシーが十分に備わっているとは限りません。金融資産が全て現金(日本円での貯蓄) であった場合には問題があります。貯蓄は元本が保証される点リスクはほぼゼロであり非常に優秀な金融商品と言えます。ただし、リスクが低い分、リターン(この場合は利子)が非常に低いので、資産運用としては好ましくない方法です。

現在、日本政府はインフレ率2%を目標にしています。インフレ率とは「過去に比べてどのくらい物価が上がったのか」を示す物価上昇率のことを指します。物価が金銭価値に対して上がったので、金銭の価値が相対的に下がったとも言い換えられます。

2017年のインフレ率は0.3%程度(同年10月時点の推計)ですが、2%になった場合はどうでしょう。年々2%ずつお金の価値は下がっていきます。例えば、5年経過した際には 100%-2%=98%, 98%を5乗すると90%となります。金銭の価値はもともとの価値 よりも、10%も低下しています。

つまり、貯蓄では元本が保証されているものの、お金の価値が相対的に下がっていけば、資産総額は相対的に小さくなっていきます。つまり、正しい知識を持ってお金を管理しないと、結果的には損をすることになります。

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正しいお金の管理方法 (金融リテラシー)を身に付けることが必要


先の例はよくある例です。預貯金は元本が減らないと信じている人はたくさんいます。しかし、インフレ率を考慮すると、実質的にその価値は低くなってしまう可能性があります。ここ10年近くはインフレ率が非常に低く推移していたため、このような状況は無視できました。しかし、今後は保証できません。

多くの金融資産を持ちながら、銀行に日本円で保管することのリスクはインフレだけではありません。例えば、銀行が倒産した場合にはどうなるのでしょうか?また万が一、日本がデフォルト(債務不履行)やハイパーインフレを起こした場合にはどうでしょうか。

前者の場合は、預金保険制度によって預貯金の1,000万円までは元金が戻ってきます。しかし、それ以上の金額は戻ってきません。このように考えると、銀行の預金だけでは心配なことに気付くと思います。

さらに、後者の場合はどうでしょうか。日本円札の価値は日本の信頼によって保障されています。もし、デフォルトやハイパーインフレが起これば、日本の信頼は一気に落ち、持っていた金融資産は価値がほぼゼロになります。実際に、第一次世界大戦後のドイツではインフレ率が1兆倍にまでふくれ上がりました。

これは簡単に言うと、10億円の金融資産を持っていても、インフレ後のお金の価値は1円以下になることを意味します。

結局、お金の管理はどうすれば良いか?


1つだけの金融商品や通貨でお金を管理することにはリスクがあることを、ご理解いただけましたでしょうか。日本円の貯金以外の金融商品を持つことが、リスクを分散するひとつの方法になります。

デフォルトのリスクを考えるのは、現金を全て日本国債に置き換えた際も同様です。日本がデフォルトに陥った場合には同じ結果に陥るので、日本国債は日本円の貯金とほぼ同じと考えてよいでしょう。

お金を管理する上で大事なのはリスクを分散させることです。預貯金だけでなく、株、不動産、各種コモディティ商品、投資信託など、さまざまな金融商品があります。貨幣には日本円だけでなく、ドル・ユーロ・元など、他の通貨もあります。

さまざまな商品に少しずつ投資しておけば、リスクを分散できます。ある程度の知識は必要ですが、自分で勉強することが必要でしょう。そして、その上でプライベートバンクなどを利用すれば、自分の納得できるお金の管理ができるはずです。
 

お金を管理する際に一番やってはいけないことは、何も考えずに全部他人に丸投げすることです。全て自己責任で正しい行動を選択できるようになりましょう。


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