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2018/08/30

老後の海外移住に備えておくべきこと

(画像=PIXTA)
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老後は海外で暮らしたいと考える人は少なくありません。外務省の調べによると、2017年の時点において60歳以上の海外在住邦人は18万人を超えています。移住を促すため退職者用のビザを発行している国も多数あることや、渡航費用が格段に安くなったことも海外移住を後押ししているようです。

「あこがれの国で暮らしたい」「物価の安い国へ行きたい」。海外移住希望者の思いはそれぞれですが、老後を海外で過ごすための備えは同じです。海外移住に必要な準備や手続き、用意しておくべき資金について解説します。

移住先を決める際のポイントは

移住先を決める際、大まかな希望はあるかと思いますが、実際に暮らすとなれば定住先は細かな地域まで絞り込んでいかなければいけません。とはいえ、多くの地域を下見することは難しいですから、まずはいくつか候補地をピックアップしてみましょう。

そのとき、以下の4つのポイントを重視してください。

・治安
老後の海外移住では、できるだけ治安のいい国を選びましょう。外務省の「海外安全ホームページ」を参考に、危険レベルの低い国を移住先に考えておくと安心です。

・気候
日本とは異なる独特の気候にも注意しましょう。暑すぎる国、寒すぎる国は、体に負担をかけてしまうおそれがあります。また、豪雨が頻発するなど災害の多い地域もリスクが高いため避けたほうがいいでしょう。

・住みやすさ
住居の快適さや言語、医療といった生活にかかわる部分において不自由のない国を選びましょう。医療については外務省が提供する「世界の医療事情」を参考にしてください。こちらのページでは国の特徴や気候についても記載されていますので、気になる国をクリックしチェックしましょう。

・物価・住居費
支給される年金だけでゆとりのある生活を送りたいのであれば、国ごとの物価に着目しましょう。特に気をつけたいのが住居にかかる費用です。物価の安い国であっても、日本人に人気があるエリアのコンドミニアムは日本の賃貸住宅と賃料が変わらないことがあります。

人気のバンコクでは、日本人向け賃貸住宅は家賃が月々10万円ほどの物件が多くなっています。日本人でも暮らしやすい地域や物件を選ぶと、住居にかかる費用は日本とほとんど変わらないかそれ以上となってしまうこともあります。

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移住前にしなければいけないこと

移住候補地をいくつか絞り込んだ後は、移住先の下見に行きましょう。ピックアップした国へ渡航し、実際に暮らすことをイメージしてください。下見は季節を変えて何度か行うことをおすすめします。

気に入った地域があれば、ロングステイで暮らしやすさを確かめてもいいでしょう。

・各種手続き
移住が近づいたら、各種手続きを行います。移住先で日本の年金を受け取る場合は、日本年金機構のホームページを参考に手続きを進めてください。さらに、通常の引っ越しと同様に、あらゆるものの住所変更を行います。運転免許証の更新も行いましょう。更新期間外の場合には、管轄の運転免許試験場に相談してください。各種税金の支払いもまとめて済ませておくと安心です。

・健康診断
健康診断と歯科健診は早めに済ませておきましょう。とくに歯科治療は長期に及ぶことがありますので、なるべく早い段階で行うことをおすすめします。健康診断も渡航の3ヵ月前には済ませておくと安心です。移住する国によっては、特定の予防接種とその証明書が必要になりますので、事前に確認しておきましょう。

・ビザの取得
より手軽に移住したい場合には、退職者や年金受給者を対象としたリタイアメントビザがおすすめです。ただし、移住後に現地で就労するのであれば国によっては就労ビザが必要となります。

リタイアメントビザの取得条件は国ごとに異なるため注意が必要です。年齢制限を課している国もあれば、一定以上の資産を移住先の国に移すことを条件としている国もあります。滞在できる期間も決まっていますので、事前に要件を確認しておきましょう。

海外移住にかかる費用は?

ここからは、移住先として人気のあるフィリピンとマレーシアの移住事情についてみていきましょう。リタイアメントビザの発給には一定の資産が必要なため、生活費以外にも多くの費用がかかります。

・フィリピンへの移住に必要な資金
フィリピンのリタイアメントビザは35歳以上から取得できます。滞在年数や出入国の制限がなく、ビザの更新も必要ありません。このビザを取得するためには、50歳以上なら1~2万ドル(約110~220万円)の定期預金が必要です。定期預金は1ヵ月後に投資に転換でき、コンドミニアムの購入に充てることができます。

フィリピンの物価は日本の3分の1ほどといわれていますが、年々物価も上昇しており、日本人に人気の地域では物価の安さをそこまで感じることはないでしょう。公用語はフィリピノ語と英語です。

・マレーシアへの移住に必要な資金
10年の長期滞在ビザを取得する場合、移住する人が50歳以上であれば、最低35万リンギット(約945万円)以上の財産証明と、月1万リンギット(約27万円)以上の収入が必要といわれています。さらに財産のうち15万リンギット(405万円)をマレーシアの政府機関に定期預金として預けなければいけません。

毎月の生活費は夫婦2人で10~12万円ほどを想定しておきましょう。物価は日本の3分の1程度ですが、日本の食材は日本で購入するよりも割高です。渡航前には、ある程度公用語の英語かマレーシア語を習得しておきましょう。

あこがれの海外移住に備えて資産形成を

海外に移住するためには、多くの手続きと準備、さらに資金が必要であることがわかりました。物価が安く住みやすいといわれているフィリピンやマレーシアでも、毎月の生活費以外にビザを取得するためにはまとまった資金が必要です。

資産形成についてお悩みであれば、埼玉りそなのプレミアサロンにご相談ください。

執筆:株式会社ZUU

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